ウソ850から900くらいの話

俳優・大堀こういちの日記どす。イベントやハナクソンズのお知らせもありまっせ。

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うそ857のつづき


ウソ857のつづき。

暗い暗い本当の暗闇に落ちて行くその時。
僕は、誰かと目が合った。
いや、それは今となっては、曖昧だ。
しかし、あれは、確かに、松崎しげるだった。
間違いない。しげるだ。
いや、やはり曖昧だ。
曖昧なのだけれど、何故か「しげる」と
言い切れるこの自信はなんなんだ。
私は自分の事がよく分からなくなってきていた。
あの黒い塊が頭に当たったせいなのだ。
あの塊さえ私にぶつからなければ私は結構
楽しく今日と言う日を過ごせたはずなのに。
そして、今日と同じ明日がとても楽しいと
思えたはずなのに。

多分、実際の私はどこかの場所で倒れているに違いない。
そして、私の体は、どこかに運ばれて、
それなりの処置をされて、どうにかなるのだろう。
しかし、私は今、こうやって暗闇にいる暗闇の中にいる。
息を殺して耳を澄ませてみる。
何も聞こえない。イヤ待てよ。波の音が聞こえる。
ちがう。あれは、拍手喝采の音だ。
ちがう。雨の降る音だ。ちがう。あれは。ちがう。あれは。
あれは。   


何の音だ?



私は、あの音を知らない。


あの音は、


何の音なんだ?


その音は、世界を包みはじめた。


つづく。


なんてね。次回また。



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